【人生が上手くいく思考法】
人生が思ったより上手くいかない。幸せって何だろう。
こう感じた事がある人は少なくないはず。
幸せって言ってもふわふわしてるし、それを突き詰めようとしても答えが出ないままモヤッとしたまま心の霧が晴れない感じ、、。
じゃあ幸せとは何なのか。
どうやったら上手くいくのか。
今回はそれについてお話ししていきます。
人生にはアップサイドとダウンサイドと言うものがある。
アップサイドはポジティブな事を指す言葉。
ダウンサイドは考えられる限りのネガティヴな結果を指す言葉。
食事を例に挙げてみると
アップサイド
▶︎美味しいものを食べられる
▶︎健康なものを食べている
▶︎料理の盛り付けが綺麗
これに対し
ダウンサイドは
▶︎不味い
▶︎見た目が汚い
▶︎変な匂いがする
と言った感じ。
食事で自分が幸せになるためには、ダウンサイドを避けるためにめちゃくちゃ気を配る事。何があってもダウンサイドを避けようと最新の注意を払う。
それに対し、アップサイドはほとんど意識する必要は無い。料理がどれだけ美味しかろうが、それは考えなくても後でじきに分かることである。
つまり、ダウンサイドが取り除かれていれば、アップサイドは自然に姿を現すものなのである。
●「勝つこと」ではなく「負けない事が大事」
僕は中学、高校でテニスをしていた。
その時のぼくは、"いかに相手に勝つか"ばかりに目を向けていた。正直、いい成績を残したとは言えないくらいの実力だった。
そこで大事になるのが勝つことよりも負けないことなのである。
例えばこれがプロの試合とかなら、アマチュアとは全然違ってくる。「プロはポイントを取って」勝敗を決める。だが、アマチュアの場合はどちらが「ポイントを多く失ったか」で勝敗が決まる。
だからこそ、テニスをする上では「ミスを避けること」だけに気持ちを集中していればいい。
無難なプレーを心がけ、出来るだけラリーを続けるようにする。相手はあなたのように無難にプレーをしようと思ってないので、あなたよりも相手の方がミスを犯しやすくなる。
このように、アップサイドではなくダウンサイドに意識を集中させるアプローチ法は、思考の道具としても非常に役に立つ。
この思考法はテニスだけでなく、投資などにも活用する事ができる。勝つこと(お金を儲ける)でなく負けない事(お金を減らさない)が何より大事なのである。
投資においては、長期にわたって成功を収めている投資家、ウォーレン・バフェットも同じやり方をしていたと言う。
バフェットはこんな事を言っている。
▶︎▶︎▶︎私たちは、ビジネスにおける難問の解決法を見つけたわけではない。難問は避けた方がいいと気づいただけだ。
それくらいダウンサイドを避けることには意味がある。
バフェットのビジネスパートナーである、チャーリー・マンガーはこうも言っている。
▶︎▶︎▶︎ただ賢くあろうとする代わりに、愚か者になるのを避けるだけなのだが。
●結論
良い人生は、究極の幸せを求めた結果として現れるのではない。馬鹿げたことや愚かな行為を避けら人生の風潮に流されなければ、人生は自ずとうまくいく。
何度も言うが
「何を手に入れたか」で人生の豊かさが決まるわけではない。「何を避けるか」が大事なのである。