【リスクは人生の最高のスパイス】
あなたはリスクがお好きだろうか?
「リスク」と聞くとあまりいいイメージがない人も少なくないだろう。どちらかと言えば、リスクは少なければ少ないほどいいはずだ。
だが僕は、リスクが好きな方だ。その理由は簡単。結論からいうと、「成長出来る」からだ。
●リスクを負うことの意味とは
「リスクを負う」とはつまり、自分のコンフォートゾーン(自分が居心地がいいと感じる領域のこと)から抜け出して自己成長を望むことである。
人間はコンフォートゾーンから抜け出すときにリスクを負うものだ。コンフォートゾーンの外には、「ラーニングゾーン」「パニックゾーン」というものが存在している。
ラーニングゾーンは自分にいい意味で負荷をかけて、居心地がいいとは言いがたい状況を自ら作った状態である。
パニックゾーンは自分に負荷をかけすぎて、そこに立っているだけでぶっ倒れそうなくらいの状態である。
自己を成長させるためには、少なくとも「ラーニングゾーン」か「パニックゾーン」につっ込む必要がある。これは本当に勇気のいることだ。
仮に最初にあなたが「ラーニングゾーン」に入るとしよう。確かに最初は今までと違うから居心地がものすごく悪いだろう。だが、それを継続して3ヶ月もすれば、今まで「ラーニングゾーン」だったものを「コンフォートゾーン(居心地のいい領域)」にまですることが出来る。
つまり、回るサイクルはこうだ。
ラーニングゾーンにつっ込む
→コンフォートゾーンに変える
→新しいラーニングゾーンにつっ込む
→更に新しいコンフォートゾーンに変える
見ていただけたら分かるように、この単純作業を繰り返すだけでも、かなりの自己成長が見られると言っても過言ではないのだ。
●本当の失敗は挑戦しないことだ
リスクを負うことによる結果も様々ついてくるだろう。リスクを負ったからこそ成功する人間もいれば、リスクを負ったからこそ失敗する人間もある。
だが、その失敗も本当の失敗ではないということを知っていてほしい。
それでは、本当の失敗とはなにか。それはこの章のタイトルにも書いているが、「本当の失敗とは挑戦しないこと」である。
成功したとしても失敗したとしても、挑戦をしたという結果はきちんと残っている。そういう人は、失敗からでも学びを得て、さらなる飛躍を遂げることが可能だ。
挑戦した結果の失敗はむしろ賞賛されるべきだろう。
何もしないという現状維持こそが本当の失敗だと、僕はそう思う。
●結論
リスクというものは人生に素晴らしい効果をもたらしてくれる。リスクにぶち当たった時こそ、チャンスと思うことだ。その壁を乗り越えることが出来れば、あなたが今思ってる「ラーニングゾーン」はいくらでも「コンフォートゾーン」に変えることが出来るのだから。